おすすめの洋書紹介(196冊目)The Truth About Alice【読みやすさ普通】【学園もの】【シリアスな展開】

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 おすすめの洋書紹介196冊目はThe Truth About Aliceです! 高校生がメインの学園ものではあるのですが、展開はそれなりにシリアスです。個人的には展開が気になって思わず読み進めてしまった1冊なのでおすすめの本として紹介はしますが、楽しいキラキラの学園ものが読みたい!という感じの方はやめた方がいいかもしれません……。

語数……49146語

難易度……読みやすさ普通。ネイティブ向けの本で口語やスラングが多く出てくるので、読者にとっての難易度は日常的にそういった本を読んでいるかどうかによって異なると思います。Amazonの商品ページでは対象読者年齢12~18歳となっていましたが、書かれている内容的には英語が得意でも中学生はやめておいた方が無難だと個人的には感じます。参考までに記しておきますが、自分は多読累計1482万語、英検1級の時に本書を読みました。(ただし準1級で累計語数がもっと少なかった時もこれぐらいの難易度のものはいろいろ読んでいました)

ストーリー紹介……一言でまとめると、女子高生のAliceが不名誉な噂を流されて孤立していくお話。Aliceが主人公ではあるものの、物語は終盤までAliceの周囲の人たちからの視点で描かれていく。真偽不明の噂がすぐに広まってしまうような小さな田舎の街でAliceは、男女関係にだらしがなく、人気者の男子の死の原因になったと信じられていた。これまで仲良くしていた女子は自分の立場が悪くならないようにとAliceを孤立させることに積極的に加担していく。そんななか、1人の男子がAliceの味方として近づいてくるのだが、彼もまた秘密を抱えていて──?

 というお話です! Aliceの悪い噂を流すことに加担していった学生たちの視点で描かれるのがなんとも生々しく、身勝手な彼らの言い分が現実世界でも起こりうる話なのだと感じさせます。

 今から10年ほど前に書かれていますが、現在読んでもいろいろと考えさせられる1冊です!

   【おすすめの洋書紹介(196冊目)おわり】

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