魔道祖師が好きな人におすすめしたい洋書特集~癒される絵本編~

Xian China Asia Landscape Nature  - matressa / Pixabay 英語×サブカルチャー
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 ここ数か月、魔道祖師(まどうそし)というコンテンツにハマっていました。(※今回の記事は完全に趣味に振り切っています)そういうわけで、アニメを観たり原作の小説を読んだりしていました。

 原作は中国の小説ですが、日本でも小説の翻訳版、アニメ、実写ドラマ(タイトル『陳情令』)、ラジオドラマといった様々な形で楽しむことができます。私は友達にアニメを進められて好きになりました。日本語版アニメ放映時の宣伝で「世界でシリーズ累計110億回再生超」を謳っていて、そのスケールに驚いたのを覚えています。

 簡潔に説明するには複雑すぎるので詳細は省略しますが、妖魔が蔓延る古代中国を舞台とした世界で剣や様々な術が活躍するファンタジーです。いろいろな事情があって悪名高く世間から恐れられて死んだ主人公が、13年後に突然他人の身体に魂を召喚されて現世に蘇るところから物語は始まります。

 話自体めちゃくちゃ面白いのですが、とりあえずそれはおいておきます。たくさんの洋書を読んだ経験を活かし、魔道祖師が好きな人が興味を持つかもしれない洋書を紹介していきたいと思います。思い当たるものはいくつかあるのですが、今回はその中でも癒される雰囲気の絵本に限定して紹介してみようと思います。

 今回紹介するのは、The Rabbits’ WeddingとThe Gingerbread Manの2冊になります。どちらもこれまでに本ブログで取り上げたものになりますのでご了承ください。

 ここまでいろいろと書いてきましたが、正直なところ魔道祖師を知っている人以外だとこの先を読んでも何を言っているのか全くピンとこないと思います💦 しかし個人のブログなので好きに書くことにします。

 

①The Rabbits’ Wedding 630語(絵本)

~雲深不知処の兎とThe Rabbits’ Weddingについて~

 姑蘇藍氏の本拠地である雲深不知処にはたくさんの兎が仲良く暮らしています。しかしその兎は元から住んでいたのではなく、前世の魏無羨が留学中に2羽の兎を持ち込んだのがきっかけでした。彼が帰った後も兎は仲良く暮らし、その数は年々増えていったのです。魔道祖師はなかなかシリアスな場面も多いストーリーとなっていますが、その中でもこの兎たちの存在は癒しの一つです。

 絵本The Rabbits’ Wedding(邦題:しろいうさぎとくろいうさぎ)では、 2羽の仲睦まじい兎が出てきます。いつも一緒にいる2羽はとても仲良しです。黒い兎は自分がずっと白い兎と一緒にいられるのだろうかと悩んでしまったりするのですが、最後は2羽は結婚して最高のハッピーエンドとなっています。時代を超えて愛される名作ですので、ぜひ読んでいただければと思います。

内容等詳しくはこちらの記事を見ていただければと思います↓

 

②The Gingerbread Man 534語(絵本)

~アニメ3期に登場する「紙無羨」とGingerbread Manについて~

 魔道祖師は2021年9月現在、日本ではアニメ2期までの吹き替え版が作成されています。2期最終話にあたる23話まではAmazon Primeなどのサイトで配信されています。3期の方の日本語吹き替え版はまだ作成されていませんが、中国版は現在3期にあたる完結編が放映されているところです。こちらの中国版ですが、YouTubeの公式配信で日本からでも観ることができます。中国語は分からなくても、英語字幕が表示できるので内容を理解することは可能です。私は英語字幕で視聴を楽しんでいます。資格試験や仕事とは無関係ですが、趣味を楽しめるという意味でも英語学習は役に立つことを実感します

 そんなアニメ3期では「紙無羨(かみウーシエン)」なるものが出てきます。この「紙無羨」というのはは警備が厳重な場所に潜入するために、魏無羨が自らの魂を紙でできた小さな形代に落とし込んだ姿のことです。

ちなみに原作小説(日本語翻訳版)でいうと2巻のp184に出てきます↓

 その「紙無羨」ですが、アニメ3期6話でも登場しました。

 こちらはYouTubeの公式動画です。0:00~1:00ぐらいのところで「紙無羨」が出てきます↓

Wei Ying turns into a paper man to spy on Jin Guang Yao's secret. | ENG SUB《魔道祖师完结篇》EP6 | 腾讯视频 – 动漫

 この「紙無羨」のビジュアルが少しGingerbread Manに似ていて可愛らしいです。The Gingerbread Manについては以前このブログでおすすめの絵本として紹介しました。詳しくはこちらの記事を見ていただければと思います。

 簡単に言ってしまうと、The Gingerbread Manは老夫婦が作ったgingerbread(ショウガ入りクッキー)がオーブンから飛び出して歌いながら逃げてしまうというコミカルなストーリーです。楽しいのでぜひ読んでみてください。

 Gingerbread Manはクッキーなので食べられてしまったら即アウトです。その一方で「紙無羨」の方も魂の入った形代が破れてしまったり酷く傷付いてしまった場合には、身体の持ち主の意識が一生戻らなくなってしまう危険があります。こうしてみると、意外なところに両者の共通点が見出せるかもしれません。ビジュアルに反して意外とどちらも失敗すると深刻な状況に陥ってしまうわけですが……

 というわけで、今回は魔道祖師が好きな人が興味を持つかもしれない英語の絵本としてThe Rabbits’ WeddingとThe Gingerbread Manの2冊について言及してみました✨

       【魔道祖師が好きな人におすすめしたい洋書特集~癒される絵本編~おわり】

今回のブログで触れた2冊の絵本のリンクはこちら

魔道祖師(アニメ)、陳情令(ドラマ版)は2021年9月時点ではこちらでも配信されています↓

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