おすすめの洋書紹介193冊目は The Friendship War です! 本書はたくさんの児童書の作品で有名なAndrew Clements によって書かれています。残念ながらこの本が遺作となっていますが、変わらずとても面白いです。
語数……34574語
難易度……読みやすさ普通とタイトルに記しましたが、普段からネイティブ向けの児童書や学校が舞台になった本などを読み慣れている方であれば比較的読みやすく感じるかもしれません。多少の見慣れない表現があったとしても、十分に推測できますし、またできなかったところで本の理解に影響は出ないと思います。Amazonの商品ページでは対象年齢8~12歳となっていたので、英語学習者にはちょうどいいのではないでしょうか。参考までに記しておきますが、自分は多読累計1499万語、英検1級の時に本書を読みました。(これで1500万語を超えました!)
ストーリー紹介…… GraceとEllieは小さい頃からの親友でずっと仲良く過ごしてきた。Ellieは目立ちたがり屋で自分の意見を通そうとするようなところがあったものの、Graceは反論せずに一緒にいたのだった。そんな2人の関係性が変わるきっかけとなったのはGraceが夏休みにおじいちゃんのところで見つけた大量のボタンだった。Graceが学校にボタンを持っていくと、みんなはカラフルで珍しいたくさんのボタンに惹かれていくことに。あっという間に注目の的となったGraceであったが、目立ちたがり屋のEllieは面白く思わないので対抗することに。だんだん崩れていく2人の関係性に加え、校内でのボタンの爆発的な流行は誰にも止められないものとなっていき──
というお話です! 着眼点がとても面白く、一気に読んでしまいました。ボタンは身近で普段から目にしているものですが、そのボタンを主題にこんなにも話が展開できるものなんだなあと思います。本書に限らないですが、彼の作品は着眼点が面白いものばかりだと改めて感じました。
普段あまり児童書を読まない方にもぜひおすすめしたい1冊です!
【おすすめの洋書紹介(193冊目)おわり】
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