おすすめの洋書紹介(12冊目)Billy Elliot【比較的読みやすい】【GR】【フィクション】【バレエ】

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Bittermuir / Pixabay

 12冊目はGRのフィクションでMelvin Burgess著のBilly Elliotです!

    語数……12931語

   難易度……比較的読みやすい。本書はGR(英語学習者向け)であり、Penguin Readers のLevel3となっています。出版社のサイトによれば、Level3は英検準2級~2級程度の難易度のようです。私の学校では高校1年の時に学校の課題図書に指定されていました。英検準1級取得後に読みましたが、GRということもあり読みやすく感じました。参考までに記しておきますが、自分は本書を多読累計134万語の時に読みました

ストーリー紹介……舞台は1980年代イギリス北部の炭鉱町。Billy Elliotはボクシング教室に通っていたが、隣で開催されていたバレエ教室の方に興味を持ってしまう。Billyは親に隠れてバレエを試してみるが、どんどん夢中になってしまう。バレエ教室に男子はいなかったが、先生のMrs. WilkinsonはBillyを受け入れる。Billyはその後もバレエ教室に通うが、ある日父親に見つかってしまう。町の人々にとってはバレエは女子だけがやるものであり、バレエをする男子は異常と思われていたので父親は激怒する。それでもBillyはバレエを続けることを強く望んでいたし、そのうえ彼はとても上手かった。才能を潰したくなかったMrs. WilkinsonはBillyにRoyal Ballet School入学のオーディションを受けることを勧めるのだが──

 というお話です! 今でも全体数で言えばバレエを習う男子は少ないと思いますが、1980年代の炭鉱町であればその比ではないはずですし、習うことへの偏見も多く存在しているであろうことは想像に難くありません。(余談ですが、私は小さい頃に地元のバレエ教室に通っていました。当時1人だけ男子がいたのですが、「男子なのにバレエ習うなんてちょっと変わってるよね」みたいなことを言う人はいました)

 親に反対されながらもバレエへの情熱の炎を決して絶やさないBillyの姿がとても魅力的な1冊です。彼の熱意と踊る姿が人々を巻き込んでいくところには感動できるはずです。バレエに興味がない方でもぜひ読んでみていただきたいなと思います✨

Billy Elliot 20th anniversary – official trailer

【おすすめの洋書紹介(12冊目)おわり】

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