おすすめの洋書紹介(149冊目)The Secret Diary of Adrian Mole Aged 13 3/4【GR】【Penguin Readers】【比較的読みやすい】

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 おすすめの洋書紹介149冊目はThe Secret Diary of Adrian Mole Aged 13 3/4です! 本書はPenguin Readersから出ているGR(=英語学習者向けの)本なので、原作よりも読みやすく書かれています。男の子の日記という体裁で書かれているので等身大のストーリーが味わえます✨

語数……8584語

難易度……比較的読みやすい。上にも書いた通り、本書はPenguin Readersから出ているGR(=英語学習者向けの)本です。難しい単語はあまり登場せず、巻末には基本的な単語を含めた語彙の解説が載っています。主人公の男の子が語り手なので口語表現は多いですが、普段からGRではない児童書を読み慣れていれば特に気にすることなく読めると思います。ちなみにAmazonの商品ページでは対象年齢12~17歳の表記となっていました。参考までに記しておきますが、自分は多読累計1203万語、英検1級の時にこの本を読みました

ストーリー紹介……13歳の男子Adrian Moleの視点で日記の体裁で語られる物語。Adrianはある日、学校でPandoraという可愛い女の子に恋をする。最初は見込みのないように思われた恋愛だったが、紆余曲折を経て、2人は無事に両想いになる。その一方、Adrianの家庭環境はめちゃくちゃなことになっていた。いつも喧嘩してばかりだった両親はついに別れることになってしまった。母親は他の男性のもとへと行ってしまい、Adrianは生活能力のない父親と2人で暮らすことに。さらに酷いことに、Adrianは両想いになったPandoraとも次第に疎遠になってしまうのだが──

 というお話です! 内容は少しシリアスなところもあるのですが、Adrianの語り口が軽妙なのであまり重く受け止めることなく軽く楽しめるのではないかと思います

 個人的に印象に残ったシーンは生活に余裕のないAdrianと裕福なPandoraの対比がちょっとした描写から鮮やかに描き出されるところです。(軽く楽しめるといった直後にこの話をするのもどうかと思いますが)物語の中でAdrianが家出中の母親のお気に入りのコートを勝手にPandoraに貸してしまうシーンがあります。しかしPandoraにとってはただの古いコートでしかなく、ペットの猫の敷物として使っていたのです。

 本書はGR版なので原作(未読ですが)よりもだいぶ読みやすいかもしれません。一人称視点の小説が好きな方にはぜひおすすめしたい1冊です

【おすすめの洋書紹介(149冊目)おわり】

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