おすすめの洋書紹介130冊目はPage TurnersのGR(=英語学習者向けの)本でLightです! Page TurnersのGR本は個人的に大人が読んでも読み応えのあるものが多いと思っていますが、今回紹介するのも特に記憶に残ってる1冊となっています。
語数……12906語
難易度……読みやすさ普通。本書はPage Turnersという英語学習者向けのシリーズのレベル8に属しています。ちなみにPage Turnersのシリーズは登場人物が高校生や大学生、大人であることが多いです。本書のサンプルはありませんが、出版社のサイトの『中身を見る』のところからいくつかのレベルのサンプルを確認することができます。参考までに記しておきますが、自分は多読累計834万語、英検1級の時にこの本を読みました。
ストーリー紹介……本書はGR本には珍しくディストピア感のある国が舞台。新しい政権の樹立したKalastiaでは、政権の意にそぐわないものは時に暴力行為を伴って禁止されるようになった。それは本や芸術などの文化も同様で、本が燃やされるといったことも日常茶飯事だった。主人公のArdaは彫刻家であるが、彼女の作品もまた政府による破壊の対象となった。作品を守るべく活動していたArdaであったが、後に政治活動に深く携わっていくことになる──
というお話です! あらすじからしてなかなかヘビーな感じなのですが、その分読み応えがあってとても面白かったです。最後の方の展開も彫刻家という設定が活かされていて印象に残りました。
シリアスな要素の強いGR本を読んでみたい方にはぜひおすすめの1冊です✨
【おすすめの洋書紹介(130冊目)おわり】
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