おすすめの洋書紹介(198冊目)はCharlotte Sometimesという本です! 本書は三部作(”The Summer Birds”, “Emma in Winter”, “Charlotte Sometimes”のラストの本となっていますが、それぞれの話は独立しているのでこの本だけを読んでも大丈夫です。(というか自分の場合は三部作と知らずに読んでしまいましたが、問題ありませんでした)これまで現代が舞台の本を多く紹介してきたので、今回は少し時代設定が昔になっているお話を紹介します✨
語数……45334語
難易度……読みやすさ普通。児童書でAmazonの商品ページでは対象年齢12~14歳となっていましたが、現代が舞台のYA小説よりは少し読みにくいかもしれません。単語が難しすぎるというわけでないですが、時代設定がややイメージしにくいことや一文が長い箇所がやや多めであることが理由のように思います。ただ話の理解には影響を及ぼさない程度ではないでしょうか。参考までに記しておきますが、自分は多読累計1586万語、英検1級の時に本書を読みました。
(表紙は複数のバージョンがあるようですが、ほんの少しだけある中の挿絵は時代を感じるもので少し驚きました)
ストーリー紹介……1958年の秋、Charlotteは寄宿学校に入ることになった。学校に到着した彼女は監督生のSarahに部屋を案内された。複数のベッドの中から窓際の特徴的なベッドを選んだCharlotteだったが、眠りについて目を覚ますと信じがたい光景が広がっていた。窓から見える景色は異なっており、ルームメイトも違うメンバーになっている。さらに驚くのは、Charlotteが目を覚ました世界はちょうど40年前の寄宿学校だった。困惑するCharlotteは1日おきに自分の元いた世界と40年前の世界で毎日を過ごすことになってしまう。そんな不思議な生活はCharlotteが40年前の世界から戻れなくなってしまったことで終わりを告げるのだが──
というお話です! 時空を超えて入れ替わるという驚きの展開のわりには、意外と派手なことはあまり起こらないのですが、その分昔のことであっても現実味があったりするのかなと思いました。
ちなみにこの本は日本語訳も出されているのですが、絶版になっているようでオークション等ですごい金額で出品されていました……。その点、原作の洋書は現在でも問題なく入手可能ということですね。読みたい本が絶版になっている時にそういった選択ができるのも多読のいいところかなあと改めて感じました。
【おすすめの洋書紹介(198冊目)おわり】
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