4冊目はGRのノンフィクションでAlex Raynham著のThe Human Bodyです!
語数……10489語
難易度……大人なら読みやすい。本書はGR(英語学習者向け)であり、Oxford Bookworms LibraryのStage3となっています。Oxford University Pressのサイトによれば、Stage3は英検2級程度のレベルのようです。参考までに記しておきますが、自分は多読累計322万語、英検準1級の時にこの本を読みました。
本書の紹介……タイトルが示す通り、人体についてのノンフィクションです。人体の奇跡、脳の仕組み、五感とは何か、呼吸、筋肉と骨、食べること、体の構成、皮膚、遺伝子、病気等の項目があります。それぞれ数ページの記述で分かりやすく語られます。
写真や本格的なイラストが豊富であるところがとても気に入っています。「大人なら読みやすい」と書きましたが、これは大人なら小学校の義務教育等で多かれ少なかれ人体について学んでいるからです。知らない専門的な単語が出てきても、大枠を元から理解していれば抵抗が薄れると思います。
高校時代の英語の先生が以前こんなことをおっしゃっていました。「この教材にある光合成についての記述はみんな分かったよね? でもどんなに英語ができる人でも光合成についての知識がゼロだったら、これを理解するのは難しいと思うよ」とのことでした。
ノンフィクションを積極的に読むようになったのは大学に入ってからでした。GRではない、一般的なネイティブの大人向けのノンフィクションもたくさん読みました。しかし慣れないうちは、すでになんとなく知っていることが題材となった、GRのノンフィクションが読みやすいのではないかと思います。
英語でそれほどノンフィクションを読んでこなかった方にもぜひおすすめの1冊です! このパンデミックで人体への関心が高まりつつある今日ですので、読んでみてはいかがでしょうか。
【おすすめの洋書紹介(4冊目)おわり】
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