5冊目はGRのフィクションでStephen King原作のThe Body(スタンド・バイ・ミー)です!
語数……20921語
難易度……ちょっと難しめ。本書はGR(英語学習者向け)であり、Penguin ReadersのLevel5となっています。出版社のサイトによれば、Level5は英検2級~準1級程度の難易度のようです。ちなみに本書は英語学習者向けに少し単語などが簡単になったバージョンですので、完全な原作の方はもう少し難易度が高いと思われます。(Amazonではネイティブ向けで13~17歳程度の表記)参考までに記しておきますが、このGR版を自分は多読累計492万語、英検準1級の時に読みました。
本書の紹介……原題のThe Bodyでピンとこなかった方も、『スタンド・バイ・ミー』と言われればおそらく知っているのではないでしょうか。観たことのない方でもタイトルなら聞いたことがある方は多いと思います。さて、このタイトルのThe Bodyですが、このBodyは「体」ではなく「死体」のことです。あらすじを一言でいってしまえば、「少年たちが死体探しの旅に出る話」になります。これだけ聞くと、ホラーなの?と思われるかもしれません。(作者のStephen King氏は数々のホラー作品で有名ということもありますし……)しかし、本作に関してはホラーではないと思います。焦点は少年たちの旅の方にこそあるのではないでしょうか。
なんとなくタイトルは知っていても話を詳しくは知らない方、映画を観たことのある方にこそぜひ読んでいただきたい作品です。大人になってから読むと、少年たちの置かれた環境の違いやどうにもならない未来への思いなどを強く感じられるはずです。
映画も素晴らしいので、ぜひおすすめしたいです↓
【おすすめの洋書紹介(6冊目)おわり】
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