おすすめの洋書紹介114冊目はKidnapped at Birth?という本です! この本はMarvin Redpostという児童書のシリーズの1冊目にあたります。このシリーズはどれも印象に残る素敵なお話ばかりなので、本書を読んだ方にはぜひ他のタイトルも手に取っていただきたいと思います。以前このブログでも一度、Marvin Redpostのシリーズの本を紹介しています。こちらも興味があれば読んでみてください✨
(以下は今回紹介する本についてです)
語数……5209語
難易度……読みやすさ普通。ネイティブ向けの児童書の中では比較的読みやすいかもしれません。Amazonの商品ページでは対象年齢6~9歳の表記になっています。ちなみに本書は1巻ですが、このシリーズは基本的にそれぞれのエピソードが独立しているためどの巻からでも読めます。参考までに記しておきますが、自分は多読累計407万語、英検準1級の時にこの本を読みました。
ストーリー紹介……タイトルのkidnappedは誘拐されるといった意味です。このエピソードでは主人公の男の子Marvinが、自分は誘拐された子供で両親の本当の子供じゃないのかも?と思ってしまいます。彼にその疑念を抱かせることになった決定打は、王子が行方不明になっているというニュース。どうやらその王子の特徴は自分と似ているようで、元からどこか家族と溶け込めないような気持ちを抱いていたMarvinは自分こそがその王子なのではないだろうかと考える。もっとも、他にも自分が王子だと考える王子候補はたくさんいたのだが──
というお話です! 自分が実は王子かもしれないと考えることはあまりないと思いますが、もしかしたが自分はどこか違うのかも?と考えることは子供には決して珍しくないはずです。本書ではそういった世界共通の子供ならではの悩みを追体験することができて楽しめるのではないでしょうか。
着眼点や展開が面白いのでぜひ読んでみてください✨
【おすすめの洋書紹介(124冊目)おわり】
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