おすすめの洋書紹介(201冊目)は Call Me Lionという本です! 偶然ですがこの本の主人公の男の子も前回(200冊目)で紹介した主人公と同じLeoという名前となっています。
ところで今回紹介する本を読むきっかけになったのは、Speechlessというグラフィックノベル↓
を読んだ際に、巻末でCall Me Lionの本があげられていたからです。どちらにもselective mutism(日本語では場面緘黙症と言われます)に悩む主人公が登場します。今回はCall Me Lionの方だけを紹介しますが、上で載せたSpechlessはグラフィックノベルでカラフルな漫画形式になっているので、ぜひこちらも興味を持った方は読んでみてください。
(以下はCall Me Lionについてです)
語数……27907語
難易度……比較的読みやすい。ネイティブ向けの児童書ですが、語数は3万語以下と気軽に読みやすい分量となっています。12歳の男の子の一人称視点なので、英語学習者にとって難しく感じる単語はあまり出てこないと思います。Amazonの商品ページからサンプルが見られるので、開いてみると英文の難易度のイメージが掴みやすいのではないでしょうか。参考までに記しておきますが、自分は多読累計1667万語、英検1級のときに本書を読みました。
ストーリー紹介……selective mutismの症状を持つLeoは家族とは話せるけれど、学校や他のところでは人と話すことができなかった。そのために学校では友達を作れずに寂しい思いをしていた。そんな彼にはいつかライオンキングの舞台に立ちたいという夢があった。話すことはできないけれど毎年夏に通っているダンススクールでは一番上手くダンスをすることもできた。ある夏の日、Leoの隣にRichaという女の子の家族が引っ越してくる。Richaは話せないLeoにも明るく話しかけてくるようになり、2人はすぐに友達になった。同じダンススクールに通うことになったRichaもダンスが上手で2人はペアを組んでパフォーマンスをすることになるのだが──
というお話です! 読み進めていくとLeoだけでなく陽気そうなRichaにも悩みがあることなどが分かっていくのですが、話の展開は重すぎることもありません。
2人がそれぞれの困難に立ち向かいながら友情を育んでいくところが素敵なお話なので、ぜひ皆さんにも読んでいただきたいと思います✨
【おすすめの洋書紹介(201冊目)おわり】
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