おすすめの洋書紹介(44冊目)Sally’s Phone 【GR】【Oxford Bookworms】【読みやすい】【フィクション】【恋愛?】

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 おすすめの洋書44冊目はOxford Bookworms LibraryのGR本のSally’s Phoneです! いろいろとツッコミどころはあるのですが、面白く読める1冊だと思います。

     語数……1400語

    難易度……読みやすい。イラスト多め。この本はOxford Bookworms LibraryというGR(英語学習者向け)本のシリーズで最も易しいStarterレベルの1冊です。出版社のサイトによれば、Starterレベルは英検5~3級程度の難易度のようです。個人的には4級は最低限あった方がいいと思いますが、3級程度で十分簡単に読めるのではないでしょうか。参考までに記しておきますが、自分は多読累計14万語、英語学習を開始してから8か月の時にこの本を読みました

ストーリー紹介……主人公はSallyという会社員の女性。彼氏のAndrewは普段からSallyにいろいろなことを指示する人で、今日も朝から電話をかけてきてパーティーに着ていく服の色を一方的に指定してしまう。Andrewは今夜のパーティーで青のスカートを履くようにと言うけれど、青のスカートは汚れているためパーティーに着ていくことはできない。しかしそのことをSallyが言おうとするも、Andrewは一方的に電話を切ってしまう。出社したSallyはパーティーとスカートの件を同僚のClaireに相談する。SallyはClaireと一緒に昼休みに新しいスカートを買うことにしたのだが、帰りに立ち寄ったカフェでケータイを取り違えてしまい──

 というお話です! いろいろとツッコミどころはあるのですが、そこもまた面白く読めると思います。

 ところでこの本はイギリス英語がベースになっているので、読んでいるとスペルの違いに気付く方もいらっしゃるかもしれません。たとえば『色』はcolour(米:color)、『お母さん』はmum(米:mom)の表記になっています。

 人名の前にaが付いている用法が出てくることにもここで触れておこうと思います。英語学習の初期の段階で、人名や地名等にはaやanを付けないということを習うと思います。それ自体は間違いないですが、時に例外もあります。本書ではDo you know a Paul, Claire?という文の形で出てきます。ここでは、Paulという名前の人に(私は誰かは分からないけど)心当たりがない?のようなニュアンスで用いられています。頻出というほどではないですが、人名にaやanが付くこともあると知っておくと今後の英語学習でも理解がスムーズになると思います。

 

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