13冊目はGRでW.W. Jacobs著のThe Monkey’s Pawです! 夏なのでたまにはホラーを紹介してみることにしました。
語数……4830語
難易度……読みやすい。本書はGR(英語学習者向け)であり、Oxford Bookworms LibraryのStage1となっています。出版社のサイトによれば、Stage1は英検3級~準2級程度のレベルのようです。参考までに記しておきますが、自分は多読累計426万語、英検準1級の時にこの本を読みました。(当時はとても読みやすく感じた記憶があります)
ちょっと不気味な感じの表紙です↓
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本書の紹介……ある晩(雨が降っていて寒い日です。いかにもホラーの出だしという感じですね)、White夫婦と息子のHerbertの元に、客人が訪ねてきます。客人のTom Morrisはポケットからmonkey’s paw(=『猿の手』)を取り出すとWhite家族に見せます。monkey’s pawは願いを3つ叶えてくれるものだというのです。White家族はTomからmonkey’s pawを受け取ります。あまり裕福ではなかったWhite家族の最初の願いはたくさんのお金を手に入れることでした。その願いは彼らの全く予期しなかった方法で叶えられるのです。『工場の事故で息子さんが亡くなりました。賠償金の額ですが──』
5000語弱の短い話ですが、結構怖いです。本来の願いは叶っているのに不幸が訪れるというとんでもない展開が待ち受けています。読みやすいホラーを探している方におすすめの1冊です。
【おすすめの洋書紹介(13冊目)おわり】
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