おすすめの洋書紹介(171冊目)Help!【GR】【Cambridge English Readers】【比較的読みやすい】

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 おすすめの洋書紹介171冊目はHelp!という英語学習者向けの本です。作家志望の男性が翻弄されるお話で、出版社のジャンル区分としてはコメディとなっています。

語数……4578語

難易度……比較的読みやすい。上記の通り本書は英語学習者向けの本で、Cambridge English ReadersのシリーズのGRとなっています。Cambridge English ReadersはStarterからAdvancedまでの7つのレベルに分かれていますが、本書は下から2番目のレベル1(Beginner / Elementary)です。イラストが多く語彙や文法は分かりやすいものが多いです。個人的には英検3級程度でも無理なく読めるのではないかと思います。参考までに記しておきますが、自分は英検1級、累計語数1300万語の時に本書を読みました

ストーリー紹介……弁護士の妻と暮らす夫のFrankは作家(志望)だが、まともに作品を完成させたことは一度もなかった。妻にはちゃんと働くようにと言われるが、Frankは今日も話を考え続けるのだった。そんな彼のもとに一通の手紙が届く。なんとハリウッドの映画製作者が彼の作品に興味を持ったというのである。以前に途中まで完成させた作品を送っていたことが功を奏したというわけであった。映画製作者から大金とPCを与えられたFrankだったが、Frankが話の続きを書こうとすると自我を持ったPCがあれこれと注文をつけはじめてしまう──

 というお話です! 振り回されるFrankの様子がなんともコミカルに描かれていきます。

 本書の出版は2007年ということなので、ある意味笑い話で済んでいた面もあるのではないかと思います。その一方で現代を考えると、AIで文章を作成するようなツールもいろいろとあるので現実味を帯びてきているような気もします。あと数年後に読んだらまた受け取り方も違くなるのかもしれません。

 皆さんにはぜひ2023年のタイミングで読んでみてほしい1冊です✨

                       【おすすめの洋書紹介(171冊目)おわり】

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