おすすめの洋書紹介(172冊目)はLet Me Out!です✨ この本の表紙には、”Language Learner Literature Award”のWinnerであることを示す表記があるので、GR本の中でも定評があるようです。私は2000語程度の本はたくさん読んできたのですが、本書はそのなかでも抜群に印象に残る1冊だと感じました。
語数……2032語
難易度……読みやすい。本書は英語学習者向けに書かれており、Cambridge English ReadersのStarter / Beginnerレベルとなっています。難しい単語や文法はほとんどないので、個人的には英検3級程度で問題なく読めるのではないかと思います。また、緊張感のある展開なの2000語があっという間に感じるのではないでしょうか。参考までに記しておきますが、自分は多読累計1322万語、英検1級の時にこの本を読みました。(100万語以下で英検準2級ぐらいの時に読んだことがありましたが、再読の方のタイミングを載せています)
ストーリー紹介……Johnに作られたロボットのNolanの視点から語られるお話。NolanはJohnの部屋の掃除、アイロンがけ、ドアの開け閉めといった家事をこなして役に立っていた。最初は平和だったが、ロボットのNolanは徐々に感情を覚えていき、Johnが犬のSamばかり可愛がっていて、自分とは散歩に行こうともしないことに不満を持つようになっていく。Nolanはただのロボットだと笑われることが耐えられなくなっていき、反旗を翻していくのだが──
というお話です! この記事のタイトルに「オチが印象的」と書いたのですが、私はこの短さでこんなに怖く印象的なストーリーになるのかと衝撃を受けました。
GR本をたくさん読んでいる人の中では有名な本かもしれませんが、読んでいない人にはぜひ簡単と侮らずに手に取っていただきたい1冊です!
【おすすめの洋書紹介(172冊目)おわり】
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