おすすめの洋書紹介35冊目はBrian Sargent著のThe Placebo Effect: The Power of Positive Thinkingです! これはCambridge Discovery Interactive Readersというノンフィクションのシリーズの1冊で、ちょうどいい長さで基礎的な知識を得ることができます。いくつかのレベルに分かれており、ノンフィクション本を読みたい英語学習者におすすめです。
語数……2729語
難易度……比較的読みやすい。Amazonでは対象読者年齢8~12歳の表記になっていました。あまり難しい単語は使われていませんが、内容的には大人が読んだ方が楽しめるのではないかと思います。参考までに記しておきますが、自分は多読累計392万語、英検準1級の時にこの本を読みました。
本書について……Placebo Effectとは何かを説明する入門的なノンフィクション本です。プラセボ効果が何かをすでに知っている方も多いかもしれませんが、そんな方にも理解を深める意味でおすすめです。Placeboは偽薬とも訳される単語です。薬の開発などのニュースで耳にすることも多いのではないでしょうか。新薬の効果を確かめるために薬をテストしますが、この時に患者をグループに分けて本物の薬と偽薬を中身を明かさずにそれぞれのグループに与えるというものですね。プラセボ効果といえば、偽薬の方を飲んだのになぜか薬が効いてしまうような効果のことです。
現代文の模試で、まさにこのプラセボ効果についての長文に遭遇したことがあります。このような時にも事前知識があれば理解度も上がると思います。私が受験したのは国語の模試でしたが、もしかすると英語の問題でもプラセボ効果が題材になることがあるかもしれません。読解そのものは事前知識がなくても解けるとは思いますが、それでも幅広く知っておくことに越したことはないはずです。
プラセボ効果を知らない人やなんとなく言葉だけを知っている人にはぜひ読んでほしいと思います。
*本書の属するCambridge Discovery Interactive Readersのノンフィクションはどれもおすすめなので、また機会のある時に他の本も紹介したいです。
【おすすめの洋書紹介(35冊目)おわり】
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