多読効果で海外経験ゼロから英検1級、TOEIC950点に至った話②(4~6年目編)

Classroom School Education Learning  - Wokandapix / Pixabay 英検1級、TOEIC950点に至るまで
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 こんにちは。ふぇいです!

 前回の投稿(↑抜粋)の続きになります。前回は洋書を読み始めてからの3年間の詳細を書きました。今回は4年目以降の話をしていこうと思います。

 多読歴4年目(高1)

 高1の夏にセンター試験の過去問を初めて解いてみました。センター試験は今はもうなくなってしまいましたが、一応ここに記しておこうと思います。英語の得点は140/200でした。特別良いかどうかは分かりませんが、高3の年明けに受けることになっている試験です。対策をせず形式も知らないで受けたことを考えればその時点で7割取れていれば十分ではないでしょうか。

 多読の話からはそれますが、センター試験の英語はよくできていると思います。何目線なんだという話ですが、センター試験を受けるかどうかにかかわらず英語学習に役立つはずです。文法や単語だけではなく長文問題もバランスよく出題されているので、受験生だけではなく英語を勉強中の大人にも向いていると思います。

 そういえば高1の終わりに英検準1級(大学中級レベル)を取得しました。単語は少し難しかったので、英検問題集の巻末付録の単語特集の数ページだけは覚えました。しかしそれ以外は特別な対策はしなかったと思います。級が上がるほど時間内に読まなくてはいけない英文の量が増えますが、多読でたくさんの英文を読むことに慣れていたのでその辺りで苦労することはありませんでした。スラッシュで文を1つずつ分解して読んでいるとそうもいかないかもしれません。英検やTOEICなどの英文を大量に読まなくてはならない場面では『主語っぽいもののかたまり』『述語っぽいもののかたまり』が把握できていれば十分だと思います。(もちろん正確に文章を訳す必要がある場合はその限りではありません。精読が求められることもあるでしょう)

 これは一朝一夕で身につくものではないのですが、分からない単語を推測すること、英語を(なるべく)英語のまま理解することが大事になってきます。

 分からない単語の推測については1年目に絵本を読みまくったことで磨かれたと思います。絵本にはGR(英語学習者向けの洋書)と違い、ネイティブには当たり前だけど受験ではあまり見ないような単語が多く出てきます。しかし文脈からの推測はもちろん、絵本なので絵から推測することもできます。英検やTOEICの問題だと絵から推測というわけにはいかないことも多いですが、文脈から推測することは自然にできるようになっていたと思います。それに英検やTOEICの問題の長文であれば大意が把握できれば十分なケースも多いはずです。「彼は〇〇を食べた。〇〇は美味しかった」という文章があった時、「〇〇」が知らない単語だったとしても、「〇〇」は何かの食べ物の名前なんだなということが推測できればいいのではないでしょうか。

 英語を(なるべく)英語のまま理解することについては2年目にGRを読みまくったことで磨かれたと思います。前回の投稿で書いた通り、GRは語数のある本でも難しい単語や文法の使用が控えられています。そのため読んでいてあまり引っかかることなく長い文章でも読めるはずです。止まらずに長い文章を読むという経験を積んだことは後に役立ちました。

 さて、4年目にはどんな洋書を読んでいたかという話です。GRも読んではいましたが、ネイティブの小学生が読むような児童書を数多く読みました。この辺りの児童書のシリーズはある程度の英語力がついてからの方が楽しめると思います。

 Judy Moodyシリーズ、BABY MOUSEシリーズ、Andy Shaneシリーズ、Worst Witchシリーズなどを主に読んでいました。

Andy Shaneシリーズについてはこちらで紹介しています↓

 そういうわけでこの4年目で読んだ語数は42万語、読んだ冊数は123冊でした! 42万語というのはハリーポッター1巻でカウントすると5.5冊分ですね。3年目までで96万語、今回42万語読んだので合計138万語になりました! 

 多読学習者の多くが目標とするところの100万語を大きく超えたというわけですね。次の目標は一般的には300万語でしょうか。

                              (4年目編おわり)

 多読5年目(高2)

 1月にセンター同日試験というのを受けました。1年後に受ける試験を高2も同じタイミングでやってみようというものですね。これは182/200でした。受験の1年前に9割取れていれば十分だと思います。数学や社会等が完成からはほど遠かったので、少なくとも英語は順調だとこの時点で分かったのは良かったです。

 それと学校では外部の英語の試験を学年全員が受ける機会があったのですが、なんと学年1位でした!スコアを返却されて、1位の文字が信じられず二度見してしまいました。進学校だったので、これはとても嬉しかったです。この調子でやっていけばいいんだなと思える出来事でした。

 そんな多読5年目で読んでいた本やシリーズをいくつかあげてみたいと思います。

 GRだとOxford Bookworms Libraryのレベル3(クライムサスペンスなどヘビーなものも多くとても面白い)やPenguin Readersのレベル3(映画化された小説の簡易版なども多い)を読んでいました。

 ネイティブ向けのものだと、How I Survived Middle Schoolシリーズをかなり読んでいました。中学の女子のカーストや複雑な人間関係が面白かったです。いろいろ共感できるところがありました。

 How I Survived Middle Schoolシリーズについてはおすすめの本として紹介しています↓

 そういうわけで、この5年目で読んだ語数は81万語、冊数は89冊でした! 81万語というのはハリーポッター1巻でカウントすると10.6冊分ですね。なんと、5年間で219万語になりました!

                               (5年目編おわり)

 多読6年目(高3)

 ここでは6年目について記していきますが、大学受験以降は次回の投稿にしようと思います。

 高3の時にあったことといえば、学校の英語の課題で書いたエッセイが先生によってクラス代表としてとあるコンテストに推薦されました。形式は自由でしたが、物語調で起承転結を入れて書いたのが評価されたようです。物語調で書くという発想は普段から大量に洋書を読んでいた自分にとっては普通のことでしたが、世間的には必ずしもそうではなかったみたいですね。できるだけ情景がイメージしやすいように書いた記憶があります。

 高3では受験勉強に忙しく、思うように英語に時間をかけることはできませんでした。しかし、通学や通塾の電車では息抜き感覚で洋書を読んでいました。

 この時には読む本のレベルはだいぶ上がっており、ネイティブの10代向けのものなども読んでいました。あとはディストピア世界が舞台のSFも読んでいました。(Matchedのシリーズとか。これは平和だけど結婚相手や職業など全てを政府に管理された近未来が舞台の話です)それからTwilightも読みました。映画化もされて有名なヴァンパイアもののラブストーリーです。

 楽しい気分になりたい時はGeronimo Stiltonのシリーズを読んでいました。かなりの冊数があるシリーズですが、基本的にどの巻から読んでも問題なく楽しめると思います。

 さて、この6年目で読んだ語数は82万語、冊数は55冊でした! 82万語というのはハリーポッター1巻でカウントすると10.8冊分ですね。

 6年間で読んだ語数は301万語に達しました!

 受験の前に合計300万語に到達できたことは嬉しかったです。

 ここまでお読みいただきありがとうございました。少しでも英語学習者や多読に取り組んでいる方の参考になれば嬉しいです。

 次回は受験編から始まり、(ようやく)英検1級とTOEIC950点の話に入ることができます。

                        (6年目編おわり 多分次でラストです)

                                 

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