おすすめの洋書紹介(159冊目)Dolphin Music【読みやすさ普通】【近未来ディストピア】【GR】【Cambridge English Readers】

Dolphin Animal Mammal Dolphin Show  - ArminEP / Pixabay おすすめの洋書 
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 おすすめの洋書紹介159冊目はDolphin Musicです! 本書はGR本としては比較的珍しい(かもしれない)近未来のディストピア社会が舞台になったお話です✨ イルカの奏でる音楽が物語の中心となっていることが珍しく印象に残った1冊です!

語数……23267語

難易度……読みやすさ普通。本書はGR(英語学習者向けの)本でCambridge English Readersのシリーズのレベル5(Upper-intermediate)に属しています。レベル5と言いつつ、難しい単語はほとんどないので普段からネイティブ向けの洋書を読み慣れている方であれば簡単に思えるかもしれません。挿絵は一切ありません。参考までに記しておきますが、自分は多読累計1242万語、英検1級の時にこの本を読みました

ストーリー紹介……時は2051年。社会は政府によって厳しく管理されているが、VRが発達し人々は何不自由なく幸せな生活を送っていた。この世界ではイルカは美しい音楽を奏でる生き物であり、人々はその音楽を享受していた。主人公のSaul Grantはイルカの生み出す音楽を中心とした音楽の批評家である。彼もまた多くの人々と同じように不満のない生活を送っていたが、老人との会話をきっかけにこの幸せな世界が偽りに過ぎないことを知ってしまう。イルカの美しい音楽の正体が、イルカが死を覚悟した時にしか生み出されてないこと、そのために政府がイルカを苦しめていることも明らかになる。Saulは世界を変えるべく一歩踏み出すことになるのだが──

 というお話です! 冒頭にも記した通り、イルカの奏でる音楽に着目するのが印象的でした。普通に平穏な生活を送っていたSaulが、気が付けば政府転覆の活動に巻き込まれていくところは緊張感がありました。20000words超のお話ですが、続きが気になってすぐに読めてしまうのではないでしょうか。

 ディストピア社会のテーマが好きな方にはおすすめなのでぜひ読んでみてください

【おすすめの洋書紹介(159冊目)おわり】

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