おすすめの洋書紹介161冊目はRoald DahlのEsio Trotという本のGR版です! Dahlの原作には単語が少し難しいものもありますが、本書は英語初心者にも読みやすいバージョンとなっています。タイトルのEsio Trotはこれだけ見るとよく分かりませんが、本文を読めば必ず納得すると思います!
語数……870語
難易度……比較的読みやすい。本書はDahlの原作小説が英語学習者向けに書き直されたものとなっています。(Ladybird Readersというシリーズから出版されています)単語や表現は分かりやすいものが比較的多くなっていると思います。イラストもかなり豊富で楽しめるのではないでしょうか。参考までに記しておきますが、自分は多読累計1241万語、英検1級の時にこの本を読みました。
ストーリー紹介……まず謎のタイトルのEsio Trotですが、これはカメの英単語であるtortoiseを逆側から読んだものとなっています。このストーリーではカメが重要な存在です。主人公の男性Mr. Hoppy(上のリンクの写真のおじさんですね)は長年、下の階に住むMrs. Silverに思いを寄せていました。しかしMr. Hoppyはなかなか勇気が出せず、Mrs. Silverを誘うことができませんでした。このMrs. Silverというのが少し変わった女性で、ペットのカメが世界の中心、他のことは気にしないというような人だったのです。Mrs. Silverの悩みといえば、ペットのカメがいつまで経っても大きくならないということ。それを聞いたMr. Hoppyはある考えを思いつくのだが──
というお話です! 謎のタイトルの意味はすぐに分かり、なるほどと納得できます。しかし、Mr. Hoppyの思いついた考えはかなり変わっており、普通の人からするとそうくるのか!と驚くことと思います。よくそんなことを考えるなあと思う反面、彼らは物語終了後に一体どうなるのだろうとか、いつかMr. Hoppyの行動が明らかになってしまうのではないかなどと思ってしまいました。
一風変わったお話が読みたい方にはぜひおすすめの絵本となっています✨
【おすすめの洋書紹介(161冊目)おわり】
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(これも同じくDahl作品ですが、こちらはGR版ではなく原作の方の紹介です)
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