おすすめの洋書紹介(174冊目)The Girl Who Drank the Moon【単語が難しめのファンタジー】【2017年ニューベリー賞受賞作品】

Moon Sky Night Moonlight Full Moon  - Kanenori / Pixabay おすすめの洋書 
Kanenori / Pixabay

 おすすめの洋書紹介174冊目はThe Girl Who Drank the Moonです! このブログでは英語学習者でも無理なく読めるレベルの本を紹介することが多いですが、今回は難易度高めのペーパーバックを紹介してみようと思います。

語数……83254語

難易度……難しい。タイトルの通り、単語が難しめです。また、語数も長いです。私の場合は慣れてきたら読むスピードが徐々に上がっていきましたが、最初のうちは慣れない単語に戸惑うかもしれません。豊かな自然の中でのファンタジーのお話なので、他の本ではあまり目にしない語彙が多いように感じるのではないでしょうか。ただ、多少分からない単語があってもある程度の推測は可能ですし、大筋の理解、状況把握には問題ないと思います。Amazonの商品ページでは、対象年齢9~12歳の表記となっています。(個人的にはティーン向けのペーパーバックの方がよっぽど読みやすいのでは?という気がしますが……)参考までに記しておきますが、自分は多読累計1322万語、英検1級の時にこの本を読みました

表紙がとても綺麗です↓(私は表紙に惹かれて本書を読むことにしました)

ストーリー紹介……Protectorateという場所は、常に悲しみに包まれている。そこには恐ろしい魔女が住んでいるとされており、人々は1年に1度、生まれたばかりの子供を生贄として捧げることになっていたのだった。ところが恐ろしい魔女の噂は全く正確ではなく、優しい魔女のXanは森に捨てられていた子供を大事にしてくれる人のもとへと運んでいたのである。ある年に生贄になってしまったLunaは、うっかり月の光を飲み込んでしまったために、驚くほどの魔法の力を体内に溜め込むことになった。その力は誰よりも長く生きてきたXanの手に負えないほど強大だったため、XanはLunaの魔法が13歳になるまでは使えないようにと強力な魔法をかける。Lunaは何も知らずに幸せに生きていたが、13歳が近づいてくると徐々に違和感を覚えるようになっていき──

 というお話です! なかなか長いのですが、このProtectorateの真実が明らかになっていくところは緊張感があって面白く、様々な登場人物によって編まれる物語の緻密さはとても魅力的です。

 長めのファンタジーを読みたい人はぜひチャレンジしてみてください

                  【おすすめの洋書紹介(174冊目)おわり】

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