おすすめの洋書54冊目はSherlock Holmes: The Dying Detectiveです! これは英語学習者向けのバージョンで、DominoesというGR本のシリーズの1冊です。シャーロックホームズの原作はとても人気なので、その分英語学習者向けのシリーズにも多く取り入れられています。Dominoesの場合、この他にもBlue Diamond, The Speckled Bandなどシャーロックホームズのお話がいくつも読めます。いきなり原作というのは難しいですが、英語学習者向けのバージョンなら本格的なミステリーを手軽に楽しむことができるのでおすすめです✨
語数……1519語
難易度……読みやすい。本書はDominoesというGR(英語学習者向け)本のシリーズでQuick Starterレベルです。出版社のサイトによれば、英検3~5級程度の難易度のようです。個人的には英検3級程度の理解度で難なく読めるのではないかと思います。Dominoesは難しめの単語の説明が載っているため初心者にもおすすめです。また、クイズ形式になっているactivitiesの項目まで取り組めば、内容理解が深まると思います。
個人的には表紙がかっこよくて好きです↓
ストーリー紹介……舞台は1890年のロンドン。探偵のHolmesは病気にかかって死にそうになっていた。彼の召使いのMrs Hudsonはそんな様子を見てひどく心配する。彼女は近くに住んでいるHolmesの親友のWatsonに助けを求める。病気のことを聞いたDr Watsonは慌てて駆け付けたが、Holmesの顔色は悪く、声も弱々しかった。Watsonは自分が医者であることから助けようとしたが、Holmesには病気の専門家を呼んでほしいと断られてしまう。夜が明けるとHolmesはWatsonにMr Culverton Smithのところに行くようにと言う。彼は医者ではないが、病気のことはよく知っているようだった。乗り気ではない Mr Culverton Smith はHolmesの元に来ることになったのだが──
というお話です! 冒頭からHolmesが死にそうになっていて驚きますが、続きが気になってすぐに読めてしまうと思います。
難しい単語や表現はあまりないですが、本書ではspringがバネの意味で使われていました。Springにバネの意味があることを知っている方も多いと思いますが、spring=春と覚えていた場合に「春だと文脈的に合わないかも?」と気付くことが大事です。ちなみにこの本の場合はspringが太字になっていて、ちゃんとページの端の方にspring=バネの方の意味が載っていました。この辺りは慣れもあるのですが、知っていると思っている単語や熟語でも違う使われ方をしていることに気付けると英語力がどんどん上がってくると思います。
シャーロックホームズ作品に触れたことのない方にもおすすめしたい1冊でした! また、このブログで他の作品も紹介していこうと思います。
【おすすめの洋書紹介(54冊目)おわり】
コメント