おすすめの洋書紹介77冊目はOliver Jeffers作の絵本でThe Heart and the Bottleです！ 特徴的なイラストとストーリー展開が印象に残る１冊だと思います。
語数……278語
難易度……比較的読みやすい。ネイティブ向けの絵本です。Amazonの商品ページでは対象読者年齢５～８歳となっています。GR本にはあまり出てこない表現も少し出てきますが、難しい単語は特にありません。参考までに記しておきますが、自分は多読累計627万語、英検１級の時にこの本を読みました。
ストーリー紹介……主人公は世界のいろいろなことに興味を持っている女の子。彼女は星のことも海のことも気になっていた。しかしそれも彼女が空っぽの椅子を見つけるまでのことだった。（空っぽの椅子はおじいさんの死を婉曲的に表しているものと思われる）それ以来、女の子は心を閉ざしてしまう。どうしていいか分からなくなった女の子は心を取り出してしまうことにした。取り出した心は瓶の中に入れて首から下げることに。最初は問題ないように思えたが、それは大きな間違いだった。彼女は心を閉ざしてからは以前は大好きだった空や海のことを考えなくなってしまった。いろいろなことへの興味を失くし、瓶の中の心はどんどん重くなっていく。そんななか小さな女の子と出会い──
というお話です！ そこまで難しい表現はないですが、ネイティブ向けの絵本なので” It might not have occurred to the girl what to do had she not met someone smaller and still curious about the world”といった文も出てきます。GR本をメインで読んでいるとあまり出会わないかもしれません。
最初はどうなってしまうんだろう？とドキドキしながら読みましたが、ちゃんとハッピーエンドなのでぜひ読んでみてください✨ 心を閉ざしてしまったことが瓶に心臓を閉じ込めるという目に見える形で表現されるのがとても斬新だと思いました。
【おすすめの洋書紹介（77冊目）おわり】
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