おすすめの洋書紹介91冊目はOxford BookwormsのGR本でOne-Way Ticketという短編集です! 列車という閉じた空間で起こる様々な展開が魅力的な1冊となっています。
語数……5520語
難易度……読みやすい。Oxford Bookworms LibraryというシリーズのGR(英語学習者向け)本となっています。本書はStage1ですが、出版社のサイトによればStage1は英検準2級~3級程度のレベルのようです。3つのお話が入った短編集でそれぞれは2000語以下なので、5000語程度の本をあまり読んだことがない人でも読みやすく感じると思います。参考までに記しておきますが、自分は多読累計81万語、英検準2級の時にこの本を読みました。
ストーリー紹介……短編集であり、列車を舞台とした3つの違った雰囲気のお話が楽しめます。 ①The Girl with Green Eyes(BillとJulieという夫婦の話。他の乗客とくだらない話で盛り上がるBillとつまらなくてうんざりしているJulieはどうなってしまうのか? Billは妻のJulieと休暇を楽しむために列車に乗っていたはずだったが──) ②South for the Winter(各地を旅するのが大好きな男性の話。旅に思いを馳せる男性のところに若い女性2人組が近づいてくる。彼女たちも旅が大好きなようで彼らは盛り上がるのだが、思わぬトラブルが起こってしまい──) ③Mr Harris and the Night Train(飛行機やバスが嫌いで列車を好むMr Harrisの話。ある夜、Mr Harrisは列車の中でとんでもない光景に遭遇してしまう。それは若い女性が強欲な兄をナイフで殺す瞬間だった──)
どれも方向性は違いますが、考えさせられるようなオチが待っています。列車が舞台の小説や映像作品が多く存在していることを考えると、列車にはいろいろな可能性があるのだと感じさせられます。
【おすすめの洋書紹介(91冊目)おわり】
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